YouTube で使えるショートカットがとっても便利
いままでに利用したことがない人はいないであろうとっても有名な動画配信サイト YouTube には裏技的なキーボードショートカットが隠されています.
とっても便利なキーボードショートカットなので覚えたら YouTube で動画を見るのがより快適になること間違いなしです.
動画を一時停止にしたり, 進めたり巻き戻したり, 音量を調節したり, 画面をフルスクリーンにしたり, 早送りにしたり逆に遅くしたりいろいろできるので本当に便利です.
それでは YouTube で使えるキーボードショートカットを紹介させていただきたいと思いますが, その前に 2 種類のショートカットがあるということをはじめにお伝えしたいと思います.
それは,
- プレーヤーがフォーカスされていなくても使えるショートカット
- プレーヤーがフォーカスされていないと使えないショートカット
というものです.
動画ページが読み込まれた直後は最初からプレーヤー (動画画面) がフォーカスされている状態なのでどちらのショートカットも使えるのですが, 1 度プレーヤー以外のところをクリックしてしまうとフォーカスが外れてしまうので, そうなるともう一方のショートカットを使うことができなくなってしまうので注意が必要です.
再びプレーヤーにフォーカスさせたい場合は, プレーヤーのどこでもいいので 1 ヶ所クリックするとフォーカスされます.
プレーヤー中央をクリックすると再生中の動画が一時停止してしまうので, 動画の進捗を示すバーが表示されている下の何もボタンがない中央あたりをクリックするといいと思います.
このことを知っていただいた上で早速ショートカットの紹介をしたいと思います.
YouTube で使えるキーボードショートカット
プレーヤーがフォーカスされていなくても使えるショートカット
アクション | ショートカット |
---|---|
前の動画を見る | P |
次の動画を見る | N |
10秒巻き戻す | j |
10秒進める | l |
ミュートの切り替え | m |
再生, ポーズの切り替え | k |
巻き戻せる最小単位巻き戻す | , |
進める最小単位進める | . |
再生速度を遅くする | < |
再生速度を早める | > |
フルスクリーンの切り替え | f |
検索フィールドに飛ぶ | / |
キーボードショートカット一覧を表示する | ? |
プレーヤーがフォーカスされていないと使えないショートカット
アクション | ショートカット |
---|---|
5 秒巻き戻す | 左矢印 |
5 秒進める | 右矢印 |
音量を 5% 上げる | 上矢印 |
音量を 5% 下げる | 下矢印 |
現在のダイアログを閉じる | Esc |
動画の最初に飛ぶ | Home |
動画の最後に飛ぶ | End |
動画が字幕をサポートしていればオン/オフを切り替える | c |
字幕の不透明さを切り替える | o |
字幕の背景の不透明さを切り替える | w |
フォントサイズを徐々に上げる | + or = |
フォントサイズを徐々に下げる | - |
動画の進捗を任意の位置に移動させる | 0..9 |
360°動画で上を見る | w |
360°動画で下を見る | s |
360°動画で左を見る | a |
360°動画で右を見る | d |
360°動画でズームイン | テンキーの + or ] |
360°動画でズームアウト | テンキーの - or [ |
このように動画に関する色々なアクションをキーボードショートカットで行えてしまえます.
ただ色々あるので忘れてしまったり, どんなショートカットがあるのか確認したい時は ?
を押すとショートカット一覧を表示してくれるので助かります.
j
, k
, l
はホームポジションということに加えて, 左 (巻き戻す), 真ん中 (中断), 右 (進める) と直感的なのでとても使い勝手が良く頻繁にお世話になってます.
,
と .
はいわゆるコマ送りのようなことをしてくれるショートカットで, スローモーションカメラのように動画の一瞬のシーンをよく見たい時に使えます.
動画の再生速度を早くする >
は 1.25 倍, 1.5 倍, 2 倍と 3 段階に変化し, 反対に遅くする <
は 0.75 倍, 0.5 倍, 0.25 倍と同じく 3 段階に変化します.
ただ通常の速度 (1 倍) に戻すショートカットがないので戻す場合はどれだけ速度を早くしたか or 遅くしたかを覚えておく必要があるので, 1 倍に戻すショートカットがあったらなぁなんて思います.
でもわからなかったらとりあえず最大まで早く or 遅くしてそこから 3 回遅く or 早くすればいいだけなのですけどね.
Home
と End
については, 僕のように MacBook を使っている方やテンキーなしの Apple Keyboard を使っている方はそれらのキーがないので, fn + 左矢印
と fn + 右矢印
をそれぞれ代わりに押す必要があります.
o
は字幕の不透明さを切り替えるショートカットで, 字幕を表示したものはいいもののなんか薄くて見にくいということがあったら, おそらく字幕の不透明さが低い状態ですので, o
を何度か押してお好みの不透明さにするといいでしょう.
ちなみに o
は Opacity (不透明さ) の “o” だと思います.
0..9
は動画の進捗を任意の位置に移動させるもので, 0
だと動画のはじめ, 1
だと 10% の位置, 2
だと 20% という具合に 10% 刻みで最大 90% の位置まで移動できるショートカットです.
このショートカットはよく動画の中身をサッと確認して概要をつかみたい時や, もう一度あの場所から再生したいなんて時に使わせてもらっています.
それと 360°動画で使える w
, a
, s
, d
は 3D ゲームでもよく使われるショートカットということもあり, 直感でカメラを操作できるので使っていて楽しいです.
[
でズームアウト, ]
でズームインというのもわかりやすいですね.
360°動画をまだ見たことがないという人は, もしよかったら次の動画の中で w
, a
, s
, d
, [
, ]
を使ってみてください.
映像の迫力に加えてカメラ操作が楽しいと思います.
ショートカットが 2 種類ある理由
ところでどうしてフォーカスが必要ないショートカットと必要なショートカットと分ける必要があるのでしょうか?
おそらく 1 つの理由としてブラウザがデフォルトでサポートしているキーボードショートカットとの競合を避けるためだと思います.
本来矢印キーや Home
, End
はブラウザをスクロールするのに使われるショートカットのため, そういった競合を避けるためにプレーヤーにフォーカスさせる必要があるのでしょう.
しかし c
, o
, w
, 0..9
などはそういったものと競合しないのに, なぜプレーヤーがフォーカスされる必要があるのかはよくわからないです.
動画を見ている状況でのみ認識できる視覚的なアクションを起こすショートカットだからでしょうか?
何はともあれ, フォーカスされていなくても使えるショートカットとフォーカスされていないと使うことができないショートカットの 2 種類があるということを知っていただけたらと思います.
まとめ
いかがでしたでしょうか.
ぜひ YouTube で動画を見るときは, 紹介させていただいたキーボードショートカットを使っていただけたらと思います.
より快適に YouTube の動画を見ることができるようになるはずです.
僕の場合 YouTube のキーボードショートカットにはたくさんお世話になってしまっているので, そういったショートカットがない動画サイトを見るときは少し不便だなぁと感じてしまうほどです.
YouTube の親会社が Google ということもあり, このようなショートカットが使えるのかもしれませんね.
それでは皆さんのよき YouTube ライフを祈っております.
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